まだ経済的な資本力を持たないうちは、自分の時間を賭ける以外に勝負する方法はないと思います。
時間は人生で一番貴重なもので、お金より大事なものですが、お金がない以上は自分の時間をかけて博打を張るしかありません。「貴重な人生の時間を失うリスク」を背負わないと、突き抜けられないし何も掴めない気がします。
1.賢い時間の使い方では大きくは飛躍できない
私は過去に、難関資格の勉強に失敗して大きく時間を無駄にしたことがあります。「挫折も良い経験だ」なんていうのは綺麗事で、資格を取得できなかった以上、何も得たものはありませんでした。ただ貴重な時間のロスでした。
でも博打とはそういうものです。自己責任で時間を賭けて、自己責任で時間を失っただけです。
合格していれば十分なリターンがあったわけですから、失敗して何も残らなかったとしても、その当時、「期待値が十分に高い」と判断したなら博打をしてみたことは間違いではなかったと思います。
アフィリエイトも少し似ている部分はあると思います。アフィリエイトは収益になるまで凄く時間がかかります。1日1日、人生が擦り減っていく恐怖感があります。時間を無駄に失うのは怖いですが、リスクを背負わないと何も勝負はできません。
成功するかどうかわからない、不確実性の高いものに膨大な時間を費やすことは、「賢い時間の使い方」ではありません。失敗したら何も残らないかもしれない。でも人と違うところに膨大な時間を投資するから、人以上の利益が得られる可能性がある。何者かになれるかもしれない。
賢い時間の使い方をする人は、サンクコストを考えて撤退ラインを明確に決めます。でも正直、そんなの予めわかるわけがない。いつまでにリターンが得られるか、予測できるなら全員がアフィリエイトをやるでしょう。現実はそうではない。これは博打です。終わりのない泥沼にはまる恐怖感と戦った人しか生き残らない。
金銭的なリスクが取れない、取りたくないなら、せめて覚悟を決めて自分の貴重な時間を張るしかありません。
2.数年を棒に振る覚悟があれば勝負はできる
何も持っていない凡人でも、数年単位で地道に何かを積み上げればちょっとした勝負ならできます。もちろん博打なので、失敗するリスクはあります。結果、何もリターンが残らなくてもそれは自己責任です。誰を恨むこともできない。
時間をかけて失敗しても、表面上は借金を抱えることも破産することもありません。でも時間を賭けて失敗するということは、それだけ未来の選択肢が減るということです。賭けに負け続けると、どんどん選択肢がなくなっていきます。
判断できるのは自分だけです。誰も自分の人生の責任はとってくれませんので、他人を信じたり期待しても意味がありません。
賢い人ほど、当然、「失敗しても潰しが効くもの」「時間対効果が正確に予測できるもの」「期待値を見誤らないもの」に時間を投資しようとします。でもそういうところは競争率が高く、美味しくありません。
英語の勉強にたくさんの時間を使ったとしたら、その勉強は一生無駄にはならないでしょう。あらゆる場面で英語は必要になりますから、非常にリスクの低い安全な時間投資です。でも英語ができるというだけで、他人と大きく差が付くことはない。
アフィリエイトに時間を使うというのは無謀です。それも1サイトに何年も賭けるなんて博打すぎる。何のキャリアアップにもならない。でもこれは個人が資金力をつけるための勝負です。
3.まだまだ来年も1サイト集中特化でいく
1サイトに特化して1年以上、ようやく10月の収益は7桁を超えました。この売上を維持したいなら、ここでリスク分散をして、違うサイトを作ったり、違うジャンルに手を出すべきです。それが堅実な判断じゃないだろうか、と本気で悩んでいます。1サイト依存でまた明日から売上0に戻るのは怖い。
でも私みたいな個人レベルで中途半端に、色んなサイトに時間を配分してしまうと突き抜けることはできない。圧倒的に良いサイトなんて作れない。参入障壁なんて作れない。覚悟を決めて1箇所に張るからこそ、人よりも高く積み上げることができると信じています。
当初、メインサイトは1年で完成させる予定でした。1年に1サイト作っていて、5年で5サイト作れたらいいな、と思っていました。でも1年以上が経過して、まだサイトの完成度(進捗度)は50%程度です。まだ全くサイトが完成する目途がたちません。
なので多分、来年もほぼ1サイト特化で続けていくと思います。自分の勝負する狭い狭い土俵で、自分のサイトが1番に近づけるまでやります。月間売上100万円なんて市場規模から考えれば非常に小さな金額です。市場シェアに何の影響も与えていない。将来的にはアフィリエイトに依存しなくても回るくらいまで育てたい。