個人アフィリエイターの気分で仕事をしていると、どうしても最終的な目標時点が低くなりがちなので、やはり自分としては会社を興す気持ちで取り組みたいと思っています。いずれは事業の拡大もしたいし、雇用もしたい。そこそこ生活に満足できる程度のアフィリエイトで終わらせたくはありません。
最終的には、自分の事業に対しての目標がありますし、理念があります。

起きている時間は100％全て仕事に費やす覚悟

独立して最初の３年はとにかく自分が信じる核となる事業に対して、自分の100％の情熱とエネルギーを費やす必要があります。３年間は無理でも、少なくとも１年～２年は、他の一切の時間を削って、文字通り一所懸命に一つの事業に取り組む必要があります。

最初は全ての仕事を１人でこなすわけですから、圧倒的に時間が足りません。また、今の時代は本当に情報や娯楽が溢れかえっていますので、ネットでサボろうと思えば、本当に無限に、いくらでも時間を浪費することができてしまいます。だからこそ、敢えて興味の対象を極端に絞る。情報のインプットを極端に絞り、視野をある程度、狭く制限して、徹底的に１つの事業と向き合うことが必要です。

１人で出来ることは限られているから、１つの分野に徹底的に向き合う

所詮、１人で出来ることなんてたかが知れています。人間、飽きやすい生き物ですし、「あれもやりたい！」「これもやりたい！」と、どんどん夢や目標、野望だけは膨らんでいきます。他の人が成功している事業を見つけると、自分もそっちに参入してみたくなります。

でも、自分１人で出来ることなんて、本当にたかが知れています。中途半端に、複数の事業に参入しても、突き抜けることはできません。１つの事業に24時間、365日、徹底的に注力することで、やっと突破口が見えてくると思います。
狭い分野に一極集中して、自分の持てる全ての才能と時間と労力を、数年間単位で投入する。それで圧倒的な作業量と労力を積み上げて、やっと小さな参入障壁が生まれる。そこからが勝負だと思っています。

事業の本質は「競争力」と「参入障壁」

事業の本質は、私はアイデアや実行力、スピードだとは思っていません。世間では、アイデアや実行力がよくチヤホヤされますが、私はそれが大事だと思っていません。アイデアなんて、後からすぐ模倣されて陳腐化しますし、スピードなんて、資本力に比例するので、弱小個人事業主がスピードで勝負することに疑問を感じます。
もちろん、ある程度、資本力のある大企業などが新規事業を築く上では、上記は大事だと思いますが、個人のアフィリエイターには全然、当て嵌まりません。じゃあ、事業の本質って何？というと、私は競争力、参入障壁だと思っています。

他人を羨ましがらず、他人の芝生を青く思わず、目新しい儲かりそうな事業に安易に飛びつかず、一過性の短期収益を追わず、目先の金に釣られず、とにかく、コツコツ、コツコツ、コツコツと面倒臭い地道な作業を大量に積み上げる。自分の得意な分野が何か？真似されない競争力とは何か？それだけを毎日考えて、考えて、極端に勝負する土俵を絞り、そこで圧倒的に市場を占有するつもりで頑張る。そこで、盤石な競争力を築いて、数年スパンで優位性を確保してから、やっと違う分野への進出を考える。